Index > Server-side > Commands
コマンド
mkroute
目的
mkroute はROMAのルーティング情報ファイルを作成するコマンドです。
構文
$ mkroute [options] [nodeIDs]
nodeIDを設定するROMAのプロセスIDのリストを指定します。
ROMAのプロセスIDはホスト名付きのポート番号またはROMAプロセスが開始しているIPアドレスのペアです。ホスト名とポート番号の間のデリミタは"-"です。
- 注意:
ROMAの輪がいくつかのサーバからできている場合、mkrouteコマンドは一度だけ実行する必要があります。そして、mkrouteコマンドで作成されたルーティングファイルはそれぞれのサーバに配布される必要があります。
オプション
名前 | 解説 | デフォルト | 必要条件 |
-h, --hash [bits] | ROMAハッシュテーブルのビット数を指定します。 例: -h 32 (この場合の範囲は、0から2^32です。) | 32 | いいえ |
-d, --divide [bits] | ROMAが分割するビット数を指定します。 例: -d 9 | 9 | いいえ |
-r, --redundant [num] | 冗長性の数を指定します。 例: -r 1 (冗長性は1です。) | 2 | いいえ |
--enabled_repeathost | 同じホストでいくつかのプロセスが開始するならば、このオプションを指定します。 いくつかのプロセスがいくつかのホストで開始するならば、指定されるべきではありません。 | | いいえ |
例
- 2つのサーバ ( 192.168.10.01 および 192.168.10.02 ) がそれぞれ2つのプロセスを開始します。
この場合、ROMAは4つのROMAプロセスを持ちます。
$ mkroute 192.168.10.01_11211 192.168.10.01_11212 192.168.10.02_11211 192.168.10.02_11212
- 1つのサーバ ( localhost ) が2つのプロセスを開始します。この場合、ROMAは二つのROMAプロセスを持ちます。
注意: 一つのサーバでいくつかのROMAプロセスが開始するのならば、--enabled_repeathostオプションが必要です。
$ mkroute --enabled_repeathost localhost_11211 localhost_11212
romad
目的
romad はROMAを開始するコマンドです。
構文
$ romad [options] address
オプション
名前 | 解説 | デフォルト | 必要条件 |
-d, --daemon | 開始するROMAがデーモンプロセスになるかどうかを指定します。. | | いいえ |
-j, --join [address_port] | もしROMAプロセスがアクティブなROMAに動的に追加するのであれば、このオプションを指定します。 | | いいえ |
-p, --port [PORT] | ROMAプロセスがクライアントのリクエストを受け取るポート番号を指定します。 | | いいえ |
--start_with_failover | | | |
--verbose | 詳細なログを表示します。 | | いいえ |
-n, --name [name] | ROMA(Services)の名前を変更する。 | | いいえ |
--enabled_repeathost | 一つのサーバでいくつかのROMAプロセスが開始するならば、このオプションを指定してください。 | | いいえ |
-h, --help | ヘルプを表示します。 | | いいえ |
-v, --version | バージョン情報を出力します。 | | いいえ |
--disabled_cmd_protect | | | |
--config | 必要であれば、設定ファイルを指定します。 | lib/roma/config.rb | Noa |
例
- この場合、ROMAプロセスはlocalhostの11211ポートを使って起動します。
$ romad localhost -p 11211 -d
- この場合、ROMAプロセスはlocalhostの11211ポートを使って起動します。
更に、ロ駆るホストは2つのROMAプロセスを起動するでしょう。
注意: 一つのサーバでいくつかのROMAプロセスが開始するのならば、--enabled_repeathostオプションが必要です。
$ romad --enabled_repeathost localhost -p 11211 -d
- ROMAのデータサイズの増加に従って動的に新しいサーバをアクティブなROMAに追加することができます。
追加されるデータサイズは新しいサーバが保持できるデータの総量です。
少なくとも一つのオンラインのROMAプロセス情報が必要です。
以下に例を示します; - There are ROMA which ROMA process (roma01_11211) takes part in.
この場合、新しいROMAプロセス(roma03_11211)をこのROMAに追加するコマンドの例です。
このコマンドの中で、roma03 -p 11211 は新しく追加するサーバの情報です。
そして、-j roma01_11211 はオンラインのROMAプロセスの情報です。
$ romad roma03 -p 11211 -j roma01_11211 -d