OpenSSL status¶

説明¶

ngx_http_ssl_status_module - モジュールは OpenSSL ステータスカウンタ (SSL_CTX_sess_*) へのアクセスを提供します。各ワーカープロセスは、OpenSSL ステータスカウンタを、この値がHTTPリクエストで表示できる共有メモリ領域に追加します。このモジュールにより、仮想サーバ事に独立したカウンタを収集したり、複数の仮想サーバを1つの領域に割り当てて、それらの合計値を取得したりできます。

注意

このモジュールはNGINXのソースと一緒に配布されません。 インストレーションの説明を見てください。

ディレクティブ¶

ssl_status_zone¶

構文:	ssl_status_zone <zone>
デフォルト:	none
コンテキスト:	server

サーバは SSL ステータスカウンタをこのディレクティブで定義された領域に提供します。

ssl_status¶

構文:	ssl_status <zone>
デフォルト:	none
コンテキスト:	location

領域のステータスカウンタは、このディレクティブでマークされた場所からアクセスすることができます。

概要¶

server {
    server_name A;
    ...
    ssl_status_zone zone1;
}

server {
    server_name B;
    ...
    ssl_status_zone zone1;
}

server {
    server_name C;
    ...
    ssl_status_zone zone2;

    location /stat1 {
        ssl_status zone1;
    }

    location /stat2 {
        ssl_status zone2;
    }
}

サーバ A と B の SSL ステーラス(合計されたカウンタを含む)は、サーバ C の /stat1 で利用可能です。
サーバ C の SSL ステータスはサーバ C の /stat2 で利用可能です。

注意

サーバのステータスは ssl_status_zone オプション無しでは収集されません。

各フィールド名は、適切な OpenSSL 関数名に対応しています: SSL_CTX_sess_*

$ curl https://localhost/ssl_stat
number: 0
connect: 0
connect_good: 0
connect_renegotiate: 0
accept: 21
accept_good: 21
accept_renegotiate: 0
hits: 5
cb_hits: 0
misses: 0
timeouts: 0
cache_full: 0

インストール

このモジュールはNGINXのソースと一緒に配布されません。ngx_http_ssl_status_module を Github からダウンロードできます

cd nginx-*version*
/configure --with-http_ssl_module --add-module=/path/to/this/directory
make
make install