古い設定シェルファイル¶

注意

このドキュメントはNGINX 1.9.11より前の古いconfig ファイルを説明します。動的モジュールを目的とする新しいモジュールについては、新しい設定シェルファイルを使うべきです。モジュールを新しいフォーマットに変換するガイドはここで見つかります。

各モジュールは、NGINXビルドシステムにモジュールをどのようにビルドするかを指示する Bourneシェルファイル config を必要とします。一般的な基本的な config ファイルは以下のようになるでしょう:

ngx_addon_name=ngx_http_my_module
HTTP_MODULES="$HTTP_MODULES ngx_http_my_module"
NGX_ADDON_SRCS="$NGX_ADDON_SRCS $ngx_addon_dir/ngx_http_my_module.c"

オプション¶

注意

これら全てのオプションを使うと、$ngx_addon_dir をモジュールのソースディレクトリのプレースフォルダとして使うことができます。

nxg_addon_name¶: モジュール名。これはconfigure スクリプトのコンソール出力のために使われます。

HTTP_MODULES¶: これはモジュールにHTTPモジュールのリストを追加しロードされるようにします。既に定義されているHTTPモジュールのリストへ適用できるように、それの前に $HTTP_MODULES が無ければなりません。この中で使われる名前はmodule definition structと同じ名前で無ければなりません。

HTTP_FILTER_MODULES¶: HTTP_MODULES と似ていて、これはモジュールにHTTPフィルタモジュールのリストを追加しロードされるようにします。既に定義されているHTTPフィルタモジュールのリストへ適用できるように、それの前に <c0><s1>$HTTP_FILTER_MODULES</s1></c0> が無ければなりません。この中で使われる名前はmodule definition structと同じ名前で無ければなりません。

MAIL_MODULES¶: HTTP_MODULES と似ていて、これはモジュールにメールモジュールのリストを追加しロードされるようにします。既に定義されているメールモジュールのリストへ適用できるように、それの前に $MAIL_MODULES が無ければなりません。この中で使われる名前はmodule definition structと同じ名前で無ければなりません。

STREAM_MODULES¶: HTTP_MODULES と似ていて、これはモジュールにTCP/IPストリームモジュールのリストを追加しロードされるようにします。既に定義されているTCP/IPストリームモジュールのリストへ適用できるように、それの前に <c0><s1>$STREAM_MODULES</s1></c0> が無ければなりません。この中で使われる名前はmodule definition structと同じ名前で無ければなりません。

NGX_ADDON_SRCS¶: モジュールをビルドするために使われるソースファイルのリスト。前のモジュールのソースも含まれるように、これの前に $NGX_ADDON_SRCS が無ければなりません。

HTTP_INCS¶: モジュールをビルドするために使われるインクルードディレクトリのリスト。他のモジュールがインクルードされるように、これの前に$HTTP_INCS が無ければなりません。

HTTP_DEPS¶: ビルドが依存するインクルードファイルのリスト。他のモジュールからのインクルードファイルがインクルードされるように、これの前に$HTTP_DEPS が無ければなりません。