概要

tig        [options] [revisions] [--] [paths]
tig log    [options] [revisions] [--] [paths]
tig show   [options] [revisions] [--] [paths]
tig blame  [options] [rev] [--] path
tig grep   [options] [pattern]
tig refs
tig stash
tig status
tig <      [Git command output]

説明

Tigはgit(1)のためのncursesbベースのテキストモード インタフェースです。主にGitリポジトリブラウザとして機能しますが、チャンクレベルのコミットのためにステージングでの変更も手助けし、様々なGitコマンドからの出力のためのページャーとして振る舞います。

オプション

Tigによって認識されるコマンドラインオプションには全ての有効なgit-log(1)とgit-diff(1)オプションと、以下のサブコマンドとTig固有のオプションが含まれます。"-"から始まらない最初のコマンドラインパラメータはリビジョン仕様あるいはパスのどちらかとして解釈され、オプションのパースが終了するでしょう。全ての追加のオプションは後ろで動作するGitコマンドに渡されるでしょう。

show

指定されたgit-show(1)オプションを使ってdiffビューを開きます。

blame

コミットによって注釈を付けられた指定ファイルを表示します。0個以上のgit-blame(1)オプションを取ります。任意に、指定されたリビションから制限されます。

状態

ステータスビューで開始します。

log

git-log(1)オプションを表示して、ログビューで開始します。

refs

refsビューで開始します。

stash

stashビューで開始します。

grep

grepビューを開きます。git-grep(1)と同じオプションをサポートします。

+<number>

表示および選択された<行数>で最初のビューを表示します。

-v, --version

バージョンを表示し終了します。

-h, --help

ヘルプメッセージを表示し、終了します。

PAGER MODE

入力がstdinを通じて提供された場合、Tigはページャーモードに入り、以下のサブコマンドとオプションをサポートします:

  • show サブコマンドが指定され、--stdin オプションが与えられた場合、stdinはコミットIDのリストであると仮定され、背後で動くgit-show(1)コマンドのdiffビューに転送されるでしょう。例えば:

$ git rev-list --author=vivien HEAD | tig show --stdin
  • --stdin が指定された場合、stdionはコミットIDのリストであると仮定され、背後で動くgit-log(1)コマンドのメインビューに転送されるでしょう。例えば:

$ tig --no-walk --stdin < cherry-picks.txt
  • --pretty=raw が指定された場合、stdionはgit-log(1)の"pretty=raw"と同じように整形された出力であると仮定されます。例えば:

$ git reflog --pretty=raw | tig --pretty=raw

サブコマンドもオプションも指定されない場合、ページャービューはstdinに与えられたGitコマンド入力を表示するために使われるでしょう。ページャービューは丹生ロy区がgit-log(1)あるいはgit-diff(1)のどちらかからであると仮定し、logおよびdiffビューのようにハイライトするでしょう。 views. 例えば:

$ git log -Schange -p --raw | tig

現在のブランチのためのコミットのリストを表示します:

$ tig

1つ以上のブランチのコミットを表示します。

$ tig test master

全てのブランチを表示します。

$ tig --all

2つのブランチの違いを表示します。

$ tig test..master

サブモジュールバージョンの変更を表示します:

$ tig --submodule

1つのファイルの違いを表示します:

$ tig -- README

特定のバージョンのREADMEファイルの内容を表示します:

$ tig show tig-0.8:README

特定のファイルについて2つの日付の間のリビジョンを表示します:

$ tig --after="2004-01-01" --before="2006-05-16" -- README

Blame file with copy detection enabled:

$ tig blame -C README

stasheのリストを表示します:

$ tig stash

DEFINE_ENUMを含む行について、全てのファイルをgrepします:

$ tig grep -p DEFINE_ENUM

参照(ブランチ、リモートおよびタグ)を表示します:

$ tig refs

環境変数

Git で使われる環境変数(例えば、GIT_DIR)に加えて、Tigは以下を定義します。環境変数に関係するコマンドは、%(commit) および %(blob)のような置換変数を使ってTigの内部的な状態へアクセスできます。完全なリストについてはtigrc(5) を見てください。

TIGRC_USER

ユーザ定義ファイルのパス(デフォルトは~/.tigrc)。

TIGRC_SYSTEM

システム全体の設定ファイルのパス(デフォルトは {sysconfdir}/tigrc)。ビルトインの設定を使うために空の文字を定義します。

TIG_LS_REMOTE

全てのリポジトリリファレンスを扱うためのコマンドを設定します。コマンドはgit-ls-remote(1)と同じ形式のデータを出力しなければなりません。

TIG_DIFF_OPTS

diffビューで使うためのdiffオプション。diffビューは整形のためにgit-show(1)を仕様し、常に --patch-with-stat を渡します。設定ファイルの中でdiff-options 設定を設定するかも知れません。

TIG_TRACE

Gitコマンドについての情報が記録されているトレースファイルのパス。

TIG_SCRIPT

起動時に自動的に実行されるべきスクリプトのパス。この環境変数が空文字に定義されている場合、すくrぷとはstdinから読み込まれます。スクリプトは1行ごとに解釈され、プロンプトコマンドおよびキーマッピングを含むことができます。

TIG_NO_DISPLAY

ターミナルに何も描画せずにTigを開きます。これはNcursesに/dev/null に強制的に書き込ませます。主な使用法はTigの自動化されたテストです。

ファイル

~/.tigrc

ユーザ設定ファイル。例はtigrc(5) を見てください。

++SYSCONFDIR++/tigrc

システム全域の設定ファイル。

$GIT_DIR/config
'~/.gitconfig
'++SYSCONFDIR++/gitconfig

Git設定ファイル。git-config(1)の助けを借りて、開始時に読みます。

バグ

新しいリリースについての情報およびバグと機能の要求を報告する方法については、Tigの ホームページおよび メインの Git リポジトリ を尋ねてください。

Copyright (c) 2006-2014 Jonas Fonseca <jonas.fonseca@gmail.com>

このプログラムはフリーソフトウェアです; Free Sowftware Foundationによって公開されたGNU General Public Licenseの元に、それの再配布 および/あるいは 修正をすることができます; Licenseバージョン2 あるいは(選択肢として)どの後のバージョンのどちらかです。

参照


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