RRDtool は時間系列のデータを保持およびグラフ化します。
mod_rrd_graph - RRDtoolのグラフ機能へのHTTPインタフェースを提供するNGINXモジュールです。RRDtoolを直接NGINXにリンクすることで、ngx_rrd_graph は似た目的のスクリプトおよびCGIより高速です。
注意
このモジュールはNGIXのソースと一緒に配布されません。 インストレーションの説明を見てください。
| 構文: | rrd_graph |
|---|---|
| デフォルト: | none |
| コンテキスト: | 場所 |
ngx_rrd_graph は以下のようにして特定のlocationでrrd_graph ディレクティブを有効にすることができます:
location /rrdtool {
rrd_graph;
}
RRDtool グラフコマンドはリクエストURLの中でそのlocationに追加することができます。その構文はファイル名を省略した(rrdgraph(1)を参照してください) rrdtool graphコマンドへの引数と全く同じです。このコマンドラインが実施されるように、これらのコマンドはURLエンコードされていなければなりません。
rrdtool graph --start now-300s \
--end now \
DEF:ds0=test.rrd:reading:AVERAGE \
LINE1:ds0#00FF00
以下のようになります:
http://mysite.com/rrdtool--start%20now-300s%20--end%20now%20DEF%3Ads0%3Dtest.rrd%3Areading%3AAVERAGE%20LINE1%3Ads0%2300FF00
このモジュールはRRDtoolのコピーの全ての機能をサポートします。PNG, PDF, SVG および EPS グラフを出力することができます (rrdgraph(1)の--imgformat オプションを見てください)。
| 構文: | rrd_graph_root /path/to/rrds |
|---|---|
| デフォルト: | none |
| コンテキスト: | 場所 |
DEFコマンド内で参照されるファイルへの絶対パスを指定したくない場合は、rrd_graph_root ディレクティブを使ってルートデイレクトリを指定することができます。DEFコマンド内で言及されたファイルは rrd_graph_rootの値を自動的に接頭辞に持つでしょう。
ngx_rrd_graph は RRDtool 1.3 以降を必要とします。
RRDtoolをインストールした後でGithubからmod_rrd_graph ソースコードを取得します。
圧縮ファイルを解凍し、以下のオプションをNGINXの ./configureコマンドに追加します:
--add-module=/path/to/mod_rrd_graph
そして、 いつものようにmakeし、 make installをします。
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