置き換え¶
説明¶
nginx_substitutions_filter - 応答ボディの正規表現および固定文字列の置き換えの両方が可能なフィルタモジュール。このモジュールはNGINXのネイティブの置換モジュールとはかなり異なります。出力チェインバッファーを走査し、Apacheのmod_substituteのように一行ごとに適合します。
注意
このモジュールはNGIXのソースと一緒に配布されません。 インストレーションの説明を見てください。
例¶
location / {
subs_filter_types text/html text/css text/xml;
subs_filter st(\d*).example.com $1.example.com ir;
subs_filter a.example.com s.example.com;
}
ディレクティブ¶
subs_filter_types¶
| 構文: | subs_filter_types mime-type [ mime-types ] |
|---|---|
| デフォルト: | text/html |
| コンテキスト: | http, server, location |
subs_filter_typesはどのコンテントタイプがsubs_filterのために調査されるべきかを指定するために使われます。
このモジュールは平文テキストにだけ動作します。応答が圧縮されている場合、応答を解凍せず、この応答を無視するでしょう。このモジュールはgzipフィルタモジュールと互換性があります。しかし、proxyの圧縮された応答とは動作しません。このようにして圧縮された応答を無効にすることができます:
proxy_set_header Accept-Encoding "";
subs_filter¶
| 構文: | subs_filter source_str destination_str [gior] |
|---|---|
| デフォルト: | g |
| コンテキスト: | http, server, location |
subs_filter はNGINX応答内の元の文字列(正規表現あるいは固定)を目的の文字列で置き換えることができます。置換テキストは変数を含むかも知れません。locationごとに一つ以上の置換ルールがサポートされています。3つ目のフラグの意味は:
g: 合致した全ての文字列を置換。i: 大文字小文字を区別しない置換を実施。o: 最初の1つだけを置換。r: パターンを正規表現として扱います。デフォルトは固定文字列。
インストール
インストールするには、subversionを使ってソースを取得します:
git clone git://github.com/yaoweibin/ngx_http_substitutions_filter_module.git
そして、NGINXを以下のオプションを使ってコンパイルします:
./configure --add-module=/path/to/module
変更ログ¶
06/30/2012: nginx_substitutions_filter 0.6.0 と切り替え
- このモジュールをリファクタしました
08/11/2010: nginx_substitutions_filter 0.5.2 と切り替え
- 最適化
- バッファのオーバーラップのバグを修正。
- 出力チェインがNGX_AGAINを返す場合のセグメントフォールトバグを修正。
- ラインフィードが無い最後のバッファについてのバグを修正。これはセグメントフォールトを起こすかも知れません。Josef Fröhleに感謝を。
04/15/2010: nginx_substitutions_filter 0.5 と切り替え
- ソース構造をリファクタし、devブランチを作成。
- バッファの小さなチャンクがコンテントの喪失を起こすバグを修正
- last_bufのバグを修正し、NGINX 0.8.25以上の互換性
- 固定文字列の置換での望まないキャプチャ設定エラーによるバグを修正
- regexキャプチャの機能を追加
12/23/2009: nginx_substitutions_filter 0.4 と切り替え
- 多くのバグを修正
02/04/2009: nginx_substitutions_filter 0.3 と切り替え
- 初期公開リリース
バグの報告¶
Questions/patches may be directed to Weibin Yao, yaoweibin@gmail.com.