syslogへの記録

error_log と access_log ディレクティブはsyslogへの記録をサポートしています。以下のパラメータは記録をsyslogに設定します:

server=address

syslogサーバのアドレスを設定します。アドレスはドメイン名またはIPアドレス、オプションとしてポート番号、あるいは"unix:"プリフィックスの後で指定されるUNIXドメインソケットで指定されます。ポートが指定されない場合は、UDPポート514が使われるでしょう。ドメイン名が幾つかのIPアドレスに解決される場合は、最初に解決されたアドレスが使われます。

facility=string

syslogメッセージのファシリティ、RFC 3164で定義される、設定します。ファシリティは"kern", "user", "mail", "daemon", "auth", "intern", "lpr", "news", "uucp", "clock", "authpriv", "ftp", "ntp", "audit", "alert", "cron", "local0".."local7"のうちの一つです。デフォルトは"local7" です。

severity=string

access_logのためのsyslogメッセージの重大度、RFC 3164で定義されている、を設定します。とりえる値はerror_log ディレクティブの二つ目のパラメータ(レベル)と同じです。デフォルトは"info" です。

エラーメッセージの重大度はnginxによって決定されます。したがってerror_log ディレクティブの中のパラメータは無視されます。

tag=string

syslogメッセージのタグを設定します。デフォルトは"nginx"です。

nohostname

sysloメッセージヘッダへの"hostname"フィールドの追加を無効にします (1.9.7)。

syslog設定の例:

error_log syslog:server=192.168.1.1 debug;

access_log syslog:server=unix:/var/log/nginx.sock,nohostname;
access_log syslog:server=[2001:db8::1]:12345,facility=local7,tag=nginx,severity=info combined;

syslogへの記録はバージョン1.7.1から可能です。commercial subscriptionとしてのsyslogへの書き込みはバージョン1.5.3から可能です。 version 1.5.3.