接続処理メソッド
nginxは様々な接続処理メソッドをサポートしています。あるメソッドが使えるかどうかはプラットフォームに依存します。幾つかのメソッドをサポートしているプラットフォームでは、nginxは通常もっとも効果的なメソッドを自動的に選択するでしょう。しかしながら、必要であれば、useディレクティブを使って明示的に接続処理メソッドを選択することができます。
以下の接続処理メソッドがサポートされています。
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select
— 標準メソッドもっと効果的なメソッドが無いプラットフォームにおいて自動的にサポートモジュールが構築されます。このモジュールの構築を有効または無効にするのに、--with-select_module
と--without-select_module
configurationパラメータを使うことができます。 -
poll
— 標準メソッドもっと効果的なメソッドが無いプラットフォームにおいて自動的にサポートモジュールが構築されます。このモジュールの構築を有効または無効にするのに、--with-poll_module
と--without-poll_module
configurationパラメータを使うことができます。 -
kqueue
— FreeBSD 4.1+, OpenBSD 2.9+, NetBSD 2.0 およびmacOSで効果のあるメソッドです。 -
epoll
— Linux 2.6+で効果のあるメソッドですEPOLLRDHUP
(Linux 2.6.17, glibc 2.8) とEPOLLEXCLUSIVE
(Linux 4.5, glibc 2.24) フラグは1.11.3からサポートされます。SuSE 8.2のような幾つかの古いディストリビューションは2.4カーネルでepollのサポートをするためのパッチを提供しています。
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/dev/poll
— Solaris 7 11/99+, HP/UX 11.22+ (eventport), IRIX 6.5.15+, and Tru64 UNIX 5.1A+ で使われる有効なメソッド。 -
eventport
— port イベント、Solaris 10+ で使われるメソッド (良く知られた問題により、代わりに/dev/poll
メソッドを使うことをお勧めします)。