ngx_mail_proxy_module モジュール
ディレクティブ proxy_buffer proxy_pass_error_message proxy_protocol proxy_smtp_auth proxy_timeout xclient |
ディレクティブ
構文: |
proxy_buffer |
---|---|
デフォルト: |
proxy_buffer 4k|8k; |
コンテキスト: |
mail , server |
プロキシのために使われるバッファのサイズを設定します。デフォルトでは、バッファサイズはメモリページと同じサイズです。プラットフォームによりますが、4Kあるいは8Kです。
構文: |
proxy_pass_error_message |
---|---|
デフォルト: |
proxy_pass_error_message off; |
コンテキスト: |
mail , server |
バックエンドの認証時に受け取ったエラーメッセージをクライアントに渡すかどうかを指定します。
通常、nginxでの認証が成功したならば、バックエンドはエラーを返さないでしょう。それにも関わらずエラーが返る場合は、なにかしらの内部エラーが起きていることを意味します。そのような場合には、バックエンドのメッセージにはクライアントに見せるべきではない情報が含まれているかもしれません。しかしながら、正しいパスワードに対してエラーを応答することは、そのようなPOP3サーバにとって通常の挙動です。例えば、コミュニゲートプロはユーザに、mailbox overflowまたは定期的にあるその他のイベントを伝えます。この場合、このディレクティブは有効にされなければなりません。
構文: |
proxy_protocol |
---|---|
デフォルト: |
proxy_protocol off; |
コンテキスト: |
mail , server |
このディレクティブはバージョン1.19.8から導入されました。
バックエンドへの接続にSSL/TLSプロトコルを有効にします。
構文: |
proxy_smtp_auth |
---|---|
デフォルト: |
proxy_smtp_auth off; |
コンテキスト: |
mail , server |
このディレクティブはバージョン1.19.4から導入されました。
AUTH
コマンドを使ったSMTPバックエンドのユーザ認証を有効または無効にします。
XCLIENTも有効な場合、XCLIENT
コマンドはLOGIN
パラメータを送信しません。
構文: |
proxy_timeout |
---|---|
デフォルト: |
proxy_timeout 24h; |
コンテキスト: |
mail , server |
クライアントあるいはプロキシされたサーバ接続上の2つの連続する読み込みあるいは書き込み操作のタイムアウト
を設定します。 connections. この時間の間に何もデータが転送されない場合、接続は閉じられます。
構文: |
xclient |
---|---|
デフォルト: |
xclient on; |
コンテキスト: |
mail , server |
SMTPバックエンドへの接続時に、クライアントパラメータと一緒にXCLIENT コマンドを渡すことを、有効または無効にします。
XCLIENT
により、MTAはログにクライアントの情報を書き込み、このデータに基づいた様々な制限を適用することができます。
XCLIENT
が有効にされると、nginxはバックエンドへの接続時に次のコマンドを渡します。
-
EHLO
と server name -
XCLIENT
-
EHLO
またはHELO
、クライアントに渡されたように渡します。
クライアントのIPアドレスによって見つかった 名前が同じアドレスを示している場合、それがXCLIENT
コマンドの NAME
パラメータの中で渡されます。名前が見つからなかったか、違うアドレスを示しているか、あるいはresolver が指定されていない場合、[UNAVAILABLE]
が NAME
パラメータの中で渡されます。名前解決の間にエラーが起きた場合、[TEMPUNAVAIL]
の値が使われます。
XCLIENT
が無効の場合、もしクライアントがEHLO
を渡すとバックエンドに接続する時にEHLO
コマンドにserver nameを付けて渡します。そうでなければHELO
にサーバ名を付けて渡します。