ngx_http_slice_module モジュール

設定例
ディレクティブ
     slice
組み込み変数

ngx_http_addition_moduleモジュールは応答の前後でテキストを追加するフィルタです。フィルターは大きな応答のより効果的なキャッシングを提供します。

このモジュールはデフォルトではビルドされず、--with-http_slice_module cofigureパラメータを有効にする必要があります。

設定例

location / {
    slice             1m;
    proxy_cache       cache;
    proxy_cache_key   $uri$is_args$args$slice_range;
    proxy_set_header  Range $slice_range;
    proxy_cache_valid 200 206 1h;
    proxy_pass        http://localhost:8000;
}

この例では、応答は1メガバイトのキャッシュ可能なスライスに分割されます。

ディレクティブ

構文: slice size;
デフォルト:
slice 0;
コンテキスト: http, server, location

スライスの size を設定します。0の値は応答のスライスへの分割を無効にします。あまりに小さな値だと極度のメモリ使用と大量のファイルを開くことに繋がる事に注意してください。

サブリクエストが要求された範囲を返すために、$slice_range 変数がプロキシされたサーバへRangeリクエストヘッダフィールドとして渡されなければなりません。caching が有効な場合、$slice_rangecache key に追加され、206ステータスコードを持つ応答のキャッシュが有効でなければなりません。

埋め込み変数

ngx_http_slice_moduleモジュールは以下の組み込み変数をサポートします:

$slice_range
HTTP バイト レンジ フォーマットでの現在のスライス レンジ。例えば、bytes=0-1048575

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