ngx_http_scgi_module モジュール

設定例
ディレクティブ
     scgi_bind
     scgi_buffer_size
     scgi_buffering
     scgi_buffers
     scgi_busy_buffers_size
     scgi_cache
     scgi_cache_bypass
     scgi_cache_key
     scgi_cache_lock
     scgi_cache_lock_age
     scgi_cache_lock_timeout
     scgi_cache_max_range_offset
     scgi_cache_methods
     scgi_cache_min_uses
     scgi_cache_path
     scgi_cache_purge
     scgi_cache_revalidate
     scgi_cache_use_stale
     scgi_cache_valid
     scgi_connect_timeout
     scgi_force_ranges
     scgi_hide_header
     scgi_ignore_client_abort
     scgi_ignore_headers
     scgi_intercept_errors
     scgi_limit_rate
     scgi_max_temp_file_size
     scgi_next_upstream
     scgi_next_upstream_timeout
     scgi_next_upstream_tries
     scgi_no_cache
     scgi_param
     scgi_pass
     scgi_pass_header
     scgi_pass_request_body
     scgi_pass_request_headers
     scgi_read_timeout
     scgi_request_buffering
     scgi_send_timeout
     scgi_store
     scgi_store_access
     scgi_temp_file_write_size
     scgi_temp_path

ngx_http_scgi_moduleモジュールはリクエストをSCGIサーバに渡すことができます。

設定例

location / {
    include   scgi_params;
    scgi_pass localhost:9000;
}

ディレクティブ

構文: scgi_bind address [transparent] | off;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバへ向かって出て行く接続が、指定したローカルのIPアドレスとオプションのポートから始まるようにします (1.11.2)。パラメータの値には変数に含めることができます (1.3.12)。特別な値off (1.3.12) は上の設定レベルのscgi_bindディレクティブの継承の影響をキャンセルします。これによりシステムはローカルIPアドレスとポートに自動割り当てすることができます。

transparent パラメータ (1.11.0) はSCGIサーバへ向かって出ていく接続がローカルIPアドレスでは無いようにします。例えば、クライアントの実際のIPアドレス:

scgi_bind $remote_addr transparent;

このパラメータが動作するためには、nginxのワーカープロセスをsuperuser権限を使って実行する必要があり、SCGIサーバからのネットワーク通信を捕らえるようにカーネルルーティングテーブルを構成する必要があります。

構文: scgi_buffer_size size;
デフォルト:
scgi_buffer_size 4k|8k;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバから応答の最初の部分を読み込むために使われるバッファのsizeを設定します。この部分は通常小さな応答ヘッダを含んでいます。デフォルトでは、バッファサイズはメモリページと同じサイズです。これは4Kあるいは8kです。プラットフォームに依存します。しかしながら、もっと小さくすることができます。

構文: scgi_buffering on | off;
デフォルト:
scgi_buffering on;
コンテキスト: http, server, location

SCGICGIサーバからの応答のバッファリングを有効または無効にします。

バッファリングが有効な場合、nginxはSCGIサーバからできるだけ早く応答を受け取り、 scgi_buffer_sizescgi_buffers ディレクティブで設定されるバッファに保存します。全ての応答がメモリに収まらない場合、一部をディスク上のtemporary fileに保存することができます。一時ファイルへの書き込みは、scgi_max_temp_file_sizescgi_temp_file_write_size ディレクティブを使って制御することができます。

バッファリング無効な場合は、応答を受け取るとすぐにクライアントに同期して渡されます。nginxはSCGIサーバから全ての応答を読み込もうとはしないでしょう。nginxがサーバから同時に受け取れるデータの最大サイズは、scgi_buffer_size ディレクティブによって設定されます。

"X-Accel-Buffering"応答ヘッダフィールドに"yes"または"no"を渡すことで、バッファリングを有効または無効にすることができます。この機能はscgi_ignore_headersディレクティブを使って無効にすることができます。

構文: scgi_buffers number size;
デフォルト:
scgi_buffers 8 4k|8k;
コンテキスト: http, server, location

接続ごとにSCGIサーバからの応答を読み込むために使われるバッファのnumbersizeを設定します。デフォルトでは、バッファサイズはメモリページと同じサイズです。これは4Kあるいは8kです。プラットフォームに依存します。

構文: scgi_busy_buffers_size size;
デフォルト:
scgi_busy_buffers_size 8k|16k;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバからの応答の buffering を有効にした場合、応答がまだ全て読み込まれていない間にクライアントに応答を送るのに忙しくなりえるバッファのsize を制限します。一方で、バッファの残りが応答を読み込むために使われることがあります。もし必要であれば応答の一部分が一時ファイルにバッファされます。デフォルトでは、sizescgi_buffer_sizescgi_buffers ディレクティブで設定される二つのバッファのサイズによって制限されます。

構文: scgi_cache zone | off;
デフォルト:
scgi_cache off;
コンテキスト: http, server, location

キャッシュに使われる共有メモリ領域を定義します。同じ領域が幾つかの場所で使われるかも知れません。パラメータ値は変数を含むことができます (1.7.9)。off パラメータは、前の設定レベルから継承したキャッシングを無効にします。

構文: scgi_cache_bypass string ...;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

応答がキャッシュから取れない時の条件を設定します。stringパラメータのうちの一つでも空では無く"0"に等しくない場合は、応答はキャッシュから取り出されないでしょう:

scgi_cache_bypass $cookie_nocache $arg_nocache$arg_comment;
scgi_cache_bypass $http_pragma    $http_authorization;

scgi_no_cache ディレクティブと一緒に使うことができます。

構文: scgi_cache_key string;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

キャッシュのためのキーを定義します。例えば

scgi_cache_key localhost:9000$request_uri;

構文: scgi_cache_lock on | off;
デフォルト:
scgi_cache_lock off;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.1.12から導入されました。

有効にされた場合は、リクエストをCSGIサーバに渡すことで一度に一つのリクエストがscgi_cache_keyディレクティブによって識別される新しいキャッシュエレメントを生成するようにできるでしょう。同じキャッシュエレメントの他のリクエストは、scgi_cache_lock_timeoutディレクティブで設定された時間まで、キャッシュの中に現れるまで応答を待つか、このエレメントのキャッシュロックが開放されるのを待つかするでしょう。

構文: scgi_cache_lock_age time;
デフォルト:
scgi_cache_lock_age 5s;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.7.8から導入されました。

もし指定されたtimeの間、新しいキャッシュ要素を作るためにSCGIサーバへ送信された最後のリクエストが完了しない場合は、SCGIサーバへもう一つのリクエストが渡されるかも知れません。

構文: scgi_cache_lock_timeout time;
デフォルト:
scgi_cache_lock_timeout 5s;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.1.12から導入されました。

scgi_cache_lockのタイムアウトを設定します。timeが期限切れになると、リクエストはSCGIされるサーバに渡されるでしょうが、応答はキャシュされないでしょう。

1.7.8以前は応答はキャッシュされました。

構文: scgi_cache_max_range_offset number;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン 1.11.6 から導入されました。

バイトレンジ リクエストについてバイトでオフセットを設定します。範囲がオフセットを超える場合は、レンジ リクエストはSCGIサーバに渡され、応答はキャッシュされないでしょう。

構文: scgi_cache_methods GET | HEAD | POST ...;
デフォルト:
scgi_cache_methods GET HEAD;
コンテキスト: http, server, location

クライアントのリクエストメソッドがこのリスディレクティブに列挙されている場合、応答はキャッシュされるでしょう。"GET"と"HEAD"メソッドは明示的に指定するように推奨されていますが、それらは常にリストに追加されます。scgi_no_cacheディレクティブも見てください。

構文: scgi_cache_min_uses number;
デフォルト:
scgi_cache_min_uses 1;
コンテキスト: http, server, location

応答がキャッシュされてからのリクエストのnumber を設定します。

構文: scgi_cache_path path [levels=levels] [use_temp_path=on|off] keys_zone=name:size [inactive=time] [max_size=size] [manager_files=number] [manager_sleep=time] [manager_threshold=time] [loader_files=number] [loader_sleep=time] [loader_threshold=time] [purger=on|off] [purger_files=number] [purger_sleep=time] [purger_threshold=time];
デフォルト: -
コンテキスト: http

キャッシュのパスとその他のパラメータを設定します。キャッシュデータはファイルに保存されます。キャッシュの中のファイル名は、cache keyにMD5関数を適用した結果です。levels パラメータはキャッシュの構造のレベルを定義します : 1から3。各レベルは1または2を受け付けます。例えば、次の設定の場合

scgi_cache_path /data/nginx/cache levels=1:2 keys_zone=one:10m;

キャッシュの中のファイル名は次のようになるでしょう:

/data/nginx/cache/c/29/b7f54b2df7773722d382f4809d65029c

キャッシュされた応答は、まず一時ファイルに書き込まれ、それからファイルがリネームされます。バージョン 0.8.9から、一時ファイルとキャッシュは異なるファイルシステムに置くことができます。しかし、この場合に注意が必要なのは、手軽なリネーム操作の代わりにファイルは二つのファイルシステムを超えてコピーされるということです。従って、どの指定されたlocationの一時ファイルに保持されるキャシュとディレクトリの両方が同じファイルシステムに配置されることが勧められます。一時ファイルのためのディレクトリはuse_temp_path パラメータに基づいて設定されます(1.7.10)。パラメータが省略あるいは値 onに設定されると、scgi_temp_pathディレクティブによって設定されたディレクトリが指定されたlocationに対して使われるでしょう。値が off に設定されると、一時ファイルは直接キャッシュディレクトリに配置されるでしょう。

更に、全てのアクティブなキーとデータに関する情報は共有メモリ領域に保持されます。その名前サイズkeys_zoneパラメータによって設定されます。一メガバイトの領域は約8000のキーを保持することができます。

inactiveパラメータによって設定された時間の間アクセスされなかったキャッシュデータは、その新しさに関係なくキャッシュから削除されます。デフォルトでは、inactiveは10分に設定されています。

特別な"cache manager"プロセスはmax_sizeパラメータで設定されるキャッシュサイズの最大値を監視します。このサイズを超えると、もっとも使われていないデータから削除されます。データは、manager_files, manager_threshold および manager_sleep パラメータによって設定される繰り返しの中で削除されます (1.11.5)。1つの繰り返しの中では、manager_files 以下の項目が削除されます (デフォルトでは 100)。一回の繰り返しの持続期間は manager_threshold パラメータによって制限されます (デフォルトでは 200ミリ秒)。繰り返しの間は、loader_sleep パラメータ(デフォルトでは50ミリ秒)で設定される小休止が置かれます。

その開始の1分後に、特別な"cache loader" プロセスが起動されます。それはファイルシステムに保持されている以前のキャッシュデータに関するデータをキャッシュ領域にロードします。そのロードも繰り返し行われます。一回の繰り返しではloader_files(デフォルトでは100)以下のアイテムがロードされます。その上、一回の繰り返しの持続期間は loader_thresholdパラメータ(デフォルトでは200ミリ秒)に制限されます。繰り返しの間は、loader_sleep パラメータ(デフォルトでは50ミリ秒)で設定される小休止が置かれます。

更に、次のパラメータが商用許可の一部として利用可能です:

purger=on|off
wildcard keyに一致するキャッシュエントリをキャッシュpurgerでディスクから削除するかどうかを伝えます (1.7.12)。パラメータを on (デフォルトは off)にすると、永続的に全てのキャッシュエントリを数え上げワイルドカードキーに一致するエントリを削除する"cache purger" プロセスを有効にするでしょう。
purger_files=number
繰り返しの間に走査される項目の数を設定します (1.7.12)。デフォルトでは、purger_files は10に設定されます。
purger_threshold=number
1回の繰り返しの持続時間を設定します (1.7.12)。デフォルトでは、purger_threshold は50ミリ秒に設定されます。
purger_sleep=number
繰り返しの間の休止を設定します (1.7.12)。デフォルトでは、purger_sleep は50ミリ秒に設定されます。

構文: scgi_cache_purge string ...;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.5.7から導入されました。

キャッシュの一掃リクエストと見なされるリクエストの条件を定義します。stringパラメータのうちの一つでも空では無く"0"と等しくない場合は、cache keyに対応するキャッシュエントリが削除されます。操作が成功した結果は204(No Content)応答が返されることによって示されます。

一掃リクエストのcache keyが("*")で終わる場合は、ワイルドカードに一致する全てのキャッシュのエントリがキャッシュから削除されます。However, these entries will remain on the disk until they are deleted for either inactivity, or processed by the cache purger (1.7.12), or a client attempts to access them.

設定例

scgi_cache_path /data/nginx/cache keys_zone=cache_zone:10m;

map $request_method $purge_method {
    <s0>'purge'</s0>
    default 0;
}

server {
    ...
    location / {
        scgi_pass        backend;
        scgi_cache       cache_zone;
        scgi_cache_key   $uri;
        scgi_cache_purge $purge_method;
    }
}

この機能は商用許可の一部として利用可能です。

構文: scgi_cache_revalidate on | off;
デフォルト:
scgi_cache_revalidate off;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.5.7から導入されました。

"If-Modified-Since"と"If-None-Match"ヘッダフィールドを持つ条件付きリクエストを使って、expireしたアイテムの再検証を有効にします。

構文: scgi_cache_use_stale error | timeout | invalid_header | updating | http_500 | http_503 | http_403 | http_404 | off ...;
デフォルト:
scgi_cache_use_stale off;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバとの通信でエラーが起きた場合に、新鮮ではない応答が使われるかどうかを決定します。ディレクティブのパラメータはscgi_next_upstreamディレクティブのパラメータと一致します。

もしリクエストを処理するためのSCGIサーバが選択できない場合は、error パラメータは新鮮ではないキャッシュ応答を使うことも許可します。

更に、updatingパラメータはもしキャッシュが更新されていても新鮮ではないキャッシュ応答を使うことを許可します。これにより、キャッシュされたデータの更新時にscgiサーバへのアクセス数を最小限にすることができます。

新しいキャッシュの要素を作るときに、SCGIサーバへのアクセス数を最小限にするには、 scgi_cache_lock ディレクティブが使われるかも知れません。

構文: scgi_cache_valid [code ...] time;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

異なる応答コードのためのキャシュ時間を設定します。例えば、次のディレクティブは、

scgi_cache_valid 200 302 10m;
scgi_cache_valid 404      1m;

応答コード200と302には10分、応答コード404には1分を設定します。

キャッシング時間だけを指定するには、

scgi_cache_valid 5m;

そして、200、301と302の応答だけがキャッシュされます。

更に、any パラメータで全ての応答をキャッシュするように設定することができます。

scgi_cache_valid 200 302 10m;
scgi_cache_valid 301      1h;
scgi_cache_valid any      1m;

キャッシングのパラメータは、応答ヘッダの中に直接設定するようにもできます。これはディレクティブを使ってキャッシュ時間を設定するよりも優先されます。

これらの一つ以上の応答フィールドの処理を無効にするには、scgi_ignore_headers ディレクティブを使います。

構文: scgi_connect_timeout time;
デフォルト:
scgi_connect_timeout 60s;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバとの接続の確立のタイムアウトを定義します。このタイムアウトは通常75秒以上にならないことに注意が必要です。

構文: scgi_force_ranges on | off;
デフォルト:
scgi_force_ranges off;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.7.7から導入されました。

応答の中の"Accept-Ranges"フィールドに応じてSCGIサーバからのキャッシュおよびキャッシュされていない応答の両方において、byte-rangeのサポートを有効にします。

構文: scgi_hide_header field;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

デフォルトでは、nginxはSCGIサーバからクライアントへの"Status"と"X-Accel-..."ヘッダフィールドを通しません。scgi_hide_headerディレクティブは、更に通過されないフィールドを設定します。逆に、フィールドの通過が必要な場合は、scgi_pass_headerディレクティブを使うことができます。

構文: scgi_ignore_client_abort on | off;
デフォルト:
scgi_ignore_client_abort off;
コンテキスト: http, server, location

クライアントが応答を待たずに接続を閉じたときに、SCGIサーバとの接続を閉じるかどうかを決定します。

構文: scgi_ignore_headers field ...;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバからの特定の応答ヘッダフィールドの処理を無効にします。次のフィールドを無視することができます: "X-Accel-Redirect", "X-Accel-Expires", "X-Accel-Limit-Rate" (1.1.6), "X-Accel-Buffering" (1.1.6), "X-Accel-Charset" (1.1.6), "Expires", "Cache-Control", "Set-Cookie" (0.8.44)、および"Vary" (1.7.7)。

無効にされない場合、これらのヘッダフィールドの処理には次の影響があります:

構文: scgi_intercept_errors on | off;
デフォルト:
scgi_intercept_errors off;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバの300以上の応答コードが、クライアントへ渡されるべきかまたは遮断されるべきか、そしてerror_page ディレクティブで処理するためにnginxにリダイレクトすべきかを決定します。

構文: scgi_limit_rate rate;
デフォルト:
scgi_limit_rate 0;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.7.7から導入されました。

SCGIサーバから応答を読み込む時のスピードを制限します。rateは秒間あたりのバイトで指定されます。0の値はレートの制限を無効にします。制限はリクエストごとに設定されます。もしnginxがSCGIされるサーバに同時に二つの接続を開いた場合は、全体のレートは指定された制限の二倍になるでしょう。この制限はSCGIされるサーバからの応答のbufferingが有効な場合にのみ動作します。

構文: scgi_max_temp_file_size size;
デフォルト:
scgi_max_temp_file_size 1024m;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバからの応答のbuffering が有効な場合で、応答の全体が scgi_buffer_sizescgi_buffers ディレクティブで設定されるバッファに収まらない場合に、応答の一部を一時ファイルに保存することができます。このディレクティブは一時ファイルのsize最大値を設定します。一時ファイルに一度に書き込まれるデータのサイズは、scgi_temp_file_write_sizeディレクティブで設定されます。

0の値は、一時ファイルの応答のバッファリングを無効にします。

この制限はディスク上に cached あるいは stored される応答については適用されないでしょう。

構文: scgi_next_upstream error | timeout | invalid_header | http_500 | http_503 | http_403 | http_404 | non_idempotent | off ...;
デフォルト:
scgi_next_upstream error timeout;
コンテキスト: http, server, location

どの場合にリクエストが次のサーバに渡されるべきかを指定します:

error
サーバへの接続の確立時、あるいはサーバにリクエストを渡す時、あるいは応答ヘッダーを読み込む時にエラーが起きた場合;
timeout
サーバへの接続の確立時、あるいはサーバにリクエストを渡す時、あるいは応答ヘッダーを読み込む時にタイムアウトが起きた場合;
invalid_header
サーバが空あるいは無効な応答を返した場合;
http_500
サーバがコード500の応答を返した場合;
http_503
サーバがコード503を返した場合;
http_403
サーバがコード403を返した場合;
http_404
サーバがコード404の応答を返した場合;
non_idempotent
もしリクエストがupstream サーバに送信された場合は、通常 non-idempotent メソッド (POST, LOCK, PATCH) のリクエストは次のサーバに渡されません(1.9.13); このオプションを有効にすると明示的にそのようなリクエストの再試行を行うことができます。
off
リクエストを次のサーバに渡すのを無効化する。

まだクライアントに何も送っていない時にのみ、リクエストを次のサーバに渡す事ができるということを、心に留めておいてください。応答の転送中にエラーまたはタイムアウトが起きると、この修復は不可能です。

このディレクティブは何をサーバとの通信の失敗と見なすかについても定義します。error, timeoutinvalid_header は、ディレクティブの中で指定されていなくても常に失敗と見なされます。http_500http_503 は、ディレクティブの中で指定されている時のみ失敗と見なされます。http_403http_404 の場合は、失敗と見なされません。

次のサーバへリクエストを渡すことを 試行回数 および 時間で制限することができます。

構文: scgi_next_upstream_timeout time;
デフォルト:
scgi_next_upstream_timeout 0;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.7.5から導入されました。

次のサーバに渡すことができるリクエストの間隔を制限します。0 の値はこの制限を無効にします。

構文: scgi_next_upstream_tries number;
デフォルト:
scgi_next_upstream_tries 0;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.7.5から導入されました。

次のサーバにリクエストが渡すときに、可能な試行回数を制限します。0 の値はこの制限を無効にします。

構文: scgi_no_cache string ...;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

応答がキャッシュに保存されない状況を定義します。stringパラメータのうちの一つでも空では無く"0"に等しくない場合は、応答は保存されないでしょう。

scgi_no_cache $cookie_nocache $arg_nocache$arg_comment;
scgi_no_cache $http_pragma    $http_authorization;

scgi_cache_bypass ディレクティブと一緒に使うことができます。

構文: scgi_param parameter value [if_not_empty];
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバに渡されるべき parameter を設定します。valueにはテキスト、 変数、それらの組み合わせを含むことができます。現在のレベルにscgi_paramディレクティブが無い場合に限り、これらのディレクティブは上のレベルから引き継がれます。

標準的な CGI environment variables はSCGIヘッダとして提供されるべきです。配布物で提供されている scgi_params ファイルを見てください:

location / {
    include scgi_params;
    ...
}

ディレクティブがif_not_empty (1.1.11)で指定されている場合、そのようなパラメータは値が空では無くなるまで、サーバに渡されないでしょう:

scgi_param HTTPS $https if_not_empty;

構文: scgi_pass address;
デフォルト: -
コンテキスト: location, if in location

SCGIサーバのアドレスを設定します。アドレスはドメイン名またはIPアドレスと、ポートで指定することができます。

scgi_pass localhost:9000;

あるいは、UNIXドメインソケットパス:

scgi_pass unix:/tmp/scgi.socket;

ドメイン名が幾つかのアドレスに解決される場合は、ラウンドロビンの形式でそれら全てが使われるでしょう。更に、server groupとしてアドレスを指定することができます。

構文: scgi_pass_header field;
デフォルト: -
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバからクライアントへ渡すことを許可する 逆に無効にする ヘッダフィールド

構文: scgi_pass_request_body on | off;
デフォルト:
scgi_pass_request_body on;
コンテキスト: http, server, location

元のリクエストボディがSCGIサーバへ渡されるかどうかを指示します。scgi_pass_request_body ディレクティブも見てください。

構文: scgi_pass_request_headers on | off;
デフォルト:
scgi_pass_request_headers on;
コンテキスト: http, server, location

元のリクエストのヘッダフィールドがSCGIサーバへ渡されるかどうかを指示します。scgi_pass_request_body ディレクティブも見てください。

構文: scgi_read_timeout time;
デフォルト:
scgi_read_timeout 60s;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバから応答を読み込む時のタイムアウトを定義します。タイムアウトは二つの連続する読み込み操作の間に設定され、応答全体の転送のためのものではありません。この時間内にSCGIサーバが何も転送しなかった場合、接続が閉じられます。

構文: scgi_request_buffering on | off;
デフォルト:
scgi_request_buffering on;
コンテキスト: http, server, location

このディレクティブはバージョン1.7.11から導入されました。

クライアント リクエスト ボディのバッファを有効または無効にします。

バッファが有効な場合は、リクエストをSCGIサーバに渡す前にリクエストボディの全体が読み込まれます。

バッファリングが無効な場合は、リクエストボディを受け取るとすぐにSCGIサーバに送信されます。この場合、nginxがすでにリクエストボディの送信を開始している場合は、リクエストは次のサーバに渡すことができません。

元のリクエストボディを送信するためにHTTP/1.1 chunked transfer encoding が使用された場合は、指定された値に関係なくバッファされます。

構文: scgi_send_timeout time;
デフォルト:
scgi_send_timeout 60s;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバへのリクエストの転送のタイムアウトを設定します。タイムアウトは二つの連続する書き込み操作の間に設定され、リクエスト全体の転送のためのものではありません。この時間内にSCGIサーバが何も受け取らなかった場合、接続が閉じられます。

構文: scgi_store on | off | string;
デフォルト:
scgi_store off;
コンテキスト: http, server, location

ファイルのディスクへの保存を有効にします。onパラメータはファイルをalias または rootディレクティブに対応するパスに保存します。offパラメータはファイルの保存を無効にします。更に、ファイル名は明示的に変数とともにstring を使って設定することができます:

scgi_store /data/www$original_uri;

ファイルの修正時間は受け取った"Last-Modified"応答ヘッダフィールドに従って設定されます。応答はまず一時ファイルに書き込まれ、それからファイルはリネームされます。バージョン0.8.9から、一時ファイルと恒久的な保存は別のファイルシステムに置くことができます。しかし、この場合に注意が必要なのは、手軽なリネーム操作の代わりにファイルは二つのファイルシステムを超えてコピーされるということです。従って、いずれの指定されたlocationの保存されたファイルと一時ファイルを保持するディレクトリの両方が、scgi_temp_path ディレクティブによって同じファイルシステムに配置することが薦められます。

このディレクティブは静的に変更されないファイルのローカルコピーを作成するために使うことができます。例えば:

location /images/ {
    root              /data/www;
    error_page        404 = /fetch$uri;
}

location /fetch/ {
    internal;

    scgi_pass         backend:9000;
    ...

    scgi_store        on;
    scgi_store_access user:rw group:rw all:r;
    scgi_temp_path    /data/temp;

    alias             /data/www/;
}

構文: scgi_store_access users:permissions ...;
デフォルト:
scgi_store_access user:rw;
コンテキスト: http, server, location

新しく作成されたファイルとディレクトリにアクセスパーミッションを設定します。例えば:

scgi_store_access user:rw group:rw all:r;

何らかのgroup または all アクセスパーミッションが指定された場合には、userパーミッションは省略されるかも知れません:

scgi_store_access group:rw all:r;

構文: scgi_temp_file_write_size size;
デフォルト:
scgi_temp_file_write_size 8k|16k;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバから一時ファイルへの応答のバッファリングが有効にされた場合、一時ファイルに一度に書き込まれるデータのsizeを制限します。 デフォルトでは、sizescgi_buffer_sizescgi_buffers ディレクティブで設定される二つのバッファによって制限されます。一時ファイルの最大サイズは scgi_max_temp_file_sizeディレクティブによって設定されます。

構文: scgi_temp_path path [level1 [level2 [level3]]];
デフォルト:
scgi_temp_path scgi_temp;
コンテキスト: http, server, location

SCGIサーバから受け取るデータを保持する一時ファイルのディレクトリを定義します。指定されたディレクトリの下に3レベルまでのサブディレクトリ構造を使うことができます。例えば、次の設定の場合

scgi_temp_path /spool/nginx/scgi_temp 1 2;

テンポラリファイルはこのようになります:

/spool/nginx/scgi_temp/7/45/00000123457

scgi_cache_pathディレクティブのuse_temp_path パラメータも見てください。

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